明けましておめでとうございます
職人の手仕事 [餃子]
〇焼き餃子
1、予めフライパンを熱し、油をなじませておく。
熱したフライパンに油を引き、餃子を少し隙間を空けて並べ入れる。(餃子と、餃
子の間の生焼けを防ぐため。)
2、餃子の底にうすく色がついたら、餃子の1/3ぐらいまで湯を入れる。(鍋の温度が
下がらない様に熱湯を使う。)鍋の中の水分がなくなるまで蒸し焼きにする。(鍋の
中からパチパチという音がしたら、水分がなくなった目安)
3、水分がなくなり、餃子の底に色よい焦げ目がついたら、焦げ目を上にして器にもり
つける。
王芳48周年の創業日
昭和46年4月16日(金)に誕生しました王芳は、平成31年4月16日(日)創業48
周年を迎える事ができました。
この長い年月を恙無く過ごしてこられましたのは、偏にご贔屓頂きましたお客様、各方面からのご協力、応援して下さる皆様のお蔭と思い、心より感謝申しあげます。
振り返ればこの47年の間には、三度もの店舗を変えたり、多方面からの沢山の取材を受けたり、料理教室を開いたり、文化通りで実演販売をしたりと、数限りない思い出でいっぱいです。
これからも、遥か昔の初心に立ち返り、また、当店が創業当初から現在の今も続けている、職人の手による“手仕事”に誇りをもち、以前からのお客様には懐かしんで頂き、新しいお客様にはその”手仕事“に興味をもって頂こうと、毎日精進していきたいと思います。
皆々様のご健勝を願い、今後ともご愛顧を賜りたく宜しくお願い申し上げます。
頓首
明けましてめでとうございます
職人の手仕事 [餃子]
〇 包む
三ケ月型の餃子は、中国の古い貨幣 「馬蹄銀」 に由来すると言われる。餃子のヒダは飾りともなるが、調理過程で、中の餡が肉汁により膨張する。ヒダを作ることにより、肉汁をとじ込め,ジューシーな味わいの餃子が出来る。
丸型の餃子は、お金を入れる巾着(財布)に似せていて、お金が貯まると言われる縁起もの。茹でて調理する時に破れにくい形をしている。
この縁起のよい餃子は、お正月やご祝儀事などに供される。
一つ一つ手作業で餃子を作り続けて50数年。ジャングイの左右の手の親指、人差し指は丁度餃子の形の様に変形している。
職人の手仕事 [ 餃子 ]
〇 皮を伸す
ねかせた生地を麺台に取り出し、細い棒状にして一つ一つ手で千切り、麺棒で伸す。餃子の皮は、中心は厚めで周りは薄く、楕円形に伸す。餃子は、ひだを寄せながら包む為、重なった外回りの厚さと、中心部の厚さが同じになる様にする。(ちなみに、ジャングイの手にしている麺棒は、46年間使い続けた代物!)
職人の手仕事 [餃子]
〇 粉を練る
粉をふるい(篩)にかけ、冬は熱湯、夏は微温めの湯で粉を捏ねる。練り上げた生地は二日間ぐらいねかせる。その間に数回練り返しを行う。その作業により、こしがあり、もちもちとした食感に仕上がる。
王芳 46 周年の創業日
昭和46年4月16日(金)に誕生しました王芳は、平成29年4月16日(日)創業46年を迎える事ができました。
この長い年月を恙無く過ごしてこられましたのは、偏にご贔屓頂きましたお客様、各方面からのご協力、応援して下さる皆様のお蔭と思い、心より感謝申しあげます。
振り返ればこの46年の間には、三度もの店舗を変えたり、多方面こらの沢山の取材を受けたり、料理教室を開いたり、文化通りで実演販売をしたりと、数限りない思い出でいっぱいです。
これからも、遥か昔の初心に立ち返り、また、当店が創業当初から現在の今も続けている、職人の手による“手仕事”に誇りをもち、以前からの客様には懐かしんで頂き、新しいお客様にはその”手仕事“に興味をもって頂こうと、毎日精進していきたいと思います。
皆々様のご健勝を願い、今後ともご愛顧を賜りたく宜しくお願い申し上げます。
職人の手仕事 [ 餃子 ]
〇 餡を作る
創業から46年もの間、一つとして変わらない手法、手順で今日も餃子の仕込み中です。
明けましておめでとうございます
ゴホンときたら葱6本 お正月はかまどから
中国料理4000年、王芳45年!
あのころも今も、いつも変わらない 「本当に美味しい!!」を。
王芳知新
36、葱の旬は11月~翌年2月の寒い時期の頃。関東辺りでは白葱。関西では青葱(葉葱)が好まれる。白葱は寒さに強く、青葱は暑さに強いと言われる。葱は、代謝を高め、滋養強壮、殺菌作用や体温を上げる作用があり、風邪予防に効果抜群。だが、昔から風邪をひいたら葱を首に巻くと良いと言う事は”まゆつばもの”食してこその効果です。
37、かまどの神様は、囲炉裏や台所など、火を使う場所に祀られている神。台所と、家の守り神を兼ねた中国起源の神様! 旧暦12月23日に天に昇り、その家で一年間にあった良い事、悪い事を全て天の神である玉皇上帝(中国の最高神)に報告し、大晦日に戻ると伝えられている。
昭和59年11月17日、昭和59年12月15日付 福島民報夕刊掲載
制作 : 進和クリエイティブセンター 味童子(渡辺 孝行)
中国人は乾杯上戸 朝の外食オハヨウ麵
中国料理4000年、王芳45年!
あのころも今も、いつも変わらない 「本当に美味しい!!」を。
王芳知新
34、中国式の乾杯は、グラスの中の酒を残さず飲み干すこと。つまり日本でいう ”一気飲み”。 相手が酒を飲み乾していて、自分が飲み乾さず残すのは、相手の面子を潰す大変失礼な行為にあたると言う。中国では酒に強い人は、”海量”と言って尊敬の対象になると言う。が、酒席での無礼講は通用しない。飲みすぎて羽目を外すことは許されない。 中国の国酒といわれる”貴州茅台酒”は、アルコール度数が、50~60度もあり、500年近い歴史があり、”乾杯の酒”として有名。
35、中国の人達の朝食が外食である事は有名だが、我が日本でも、昭和の中期ころの喫茶店で、モーニングセットが出されていたのを思いだした。バターを塗ったトースト、エッグスタンドにのせた半熟卵、コーヒーと。ごちらも手間暇いらずの生活の知恵!
昭和59年9月15日、昭和59年10月20日付 福島民報夕刊掲載
制作 : 進和クリエイティブセンター 味童子(渡辺 孝行)
王芳のマッチ(燐寸)
作製した時期は正確には覚えてはいないが、福島市の電話の市内局番が2ケタという事からすると、25~26年前かと推測します。(金源ビル店が1987年にリニューアルした後で、局番が3ケタの変更が1998年。その間に作ったものだと思う)
当時は、飲食関係や、金融関係などその他多くの職種で自社の名入れのマッチを作り、宣伝広告用として配られたものです。
現在は、広告媒体が多様化したり、生活様式の大きな変化で、周辺では、ほとんどマッチは見当たらなくなった。
マッチの作り方を見てみると、マッチ全盛の時の作り方は、ボール紙にラベルのデザインを直接印刷し、マッチ箱の形状に作り上げている。その以前の昭和30年代頃までは、経木(マツ材を薄く板状にしたもの)を使用して箱を作り、その表面にデザインしたラベルを貼りつけていたらしい。
王芳のマッチは、ラベルの材質として和紙を使用し、デザイン、印刷したもの。その為、直接箱としては利用できず、昭和前半と同じ製作作業になると言う事になる。
そのような事情で、デザインされたマッチのラベルと白無垢のマッチの箱は、別々に納品された。それを、一つ、一つ手作業で張り付けていくのです。
ラベルのデザインは、表面は中国の山水画、裏面には中国の諺(ことわざ)が書かれている。
マッチは近年、日用品としての役割を終えてしまったが、ラベルアートの感覚でとらえられ、愛好家、収集家も多くいるときいています。
夏に勝つトーフ料理 捕らぬ魚も料理する
中国料理4000年、王芳45年!
あのころも今も、いつも変わらない 「本当に美味しい!!」を。
王芳知新
32、辛味は、発汗作用があり、新陳代謝をUPすると言われる。美容にも効果抜群!
ここで、当店の麻婆豆腐が登場!! 辛味として、生姜、豆板醤、赤唐辛子、粒山椒、仕上げに粉山椒と辛味三昧。暑い夏も、寒い冬も血行の循環が良くなり、エネルギーが湧き上がる。
家常豆腐は、揚げ豆腐に野菜を加え、豆板醤で辛味をつけ煮込んだもの。栄養のバランスも良い。
33、精進料理(素菜)は、素材として、魚肉類などの生臭物は使用しない。その為、野菜を用い、肉や魚などに見立てた ” もどき料理 ” が発達した。身近なもので、” 雁擬(がんもどき)” がある。豆腐を崩し、野菜などを加え、油で揚げる。見た目も味も、雁の肉質に似ていると言われる。
昭和59年7月、昭和59年8月25日 福島民報夕刊掲載
制作 : 進和リエイティブセンター 味童子(渡辺 孝行)
薬味は漢方にあり 料理人は何を食べる?
中国料理4000年、王芳45年!
あのころも今も、いつも変わらない 「本当に美味しい!!」を。
王芳知新
薬味は漢方にあり 料理人は何をたべる?,
30、新鮮なうちは野菜であるが、乾燥して粉にすれば香辛料となる。その香辛料が中国では漢方の薬剤として用いられている。中国料理には、基本調味料のほかに数多くの嗜好調味料や、香辛料が用いられ、独自の味を引き立てていて、料理の重要な役目を担っている。
寒気がすると言う来客者には、生姜(生薬として)をたっぷりとすり下し、麺汁に加えて供する。食べ終える頃には体がポッカポカ! 風邪予防の治療終わりです。
31、以前に聞いた話によると、料理人は、食材の一番上等の部分を食べ、二番手は、お客様の為にと言う例えがある。要は、いかなる食材も上手に使いこなし、お客様の要望に合った特上の美味しい料理を提供出来る技術、腕があると言うこと。 ” 一番でなくともいいんです ” 二番でも!!
昭和59年5月19日、昭和59年6月23日付 福島民報夕刊掲載
制作 : 進和クリエイティブセンター 味童子(渡辺 孝行)
庭には韮、裏庭には黄韮? ”鳥肌”はお好き?
中国料理4000年、王芳45年!
あのころも今も、いつも変わらない 「本当に美味しい!!」を。
王芳知新
庭には韮、裏庭には黄韮? ”鳥肌”はお好き?
28、韮は韭とも書く。韭という字は、地に生えたものの象形文字。一度植えると、放っておいても何時までも 収穫できる怠け草とも呼ばれていると言うが、中国では、「陽起草」とも言われ、古くから滋養強壮の食材として用いられている。
ニラには、葉韮、黄韮、花韮があり、それぞれに、香り、味わいが違い、調理の幅が広がる。
29、ものの書によれば、世界三大美女の一人、中国の楊貴妃は、鶏の手羽先を煮込んだ ” 陽貴鶏翅 ”が大好物だったと言われている。栄養価はが高く、美肌効果が抜群!!
昭和59年3月、昭和59年4月21日 福島民報夕刊掲載
制作 : 進和リエイティブセンター 味童子(渡辺 孝行)